33年前、たった3人でスタートしたアオバですが、
サポートしてくださる方たちや、
製品を購入し、
更に新しいお客様をご紹介してくださる会員様のおかげで、
急成長していきました。
ありがたいことに、3ヶ月もたたないうちに、
1か月の売り上げは3,000万円に達するようになりました。
出荷業務に伴う伝票や売上帳はすべて手書き、
毎月お支払いするコミッションの計算は、
パソコンがないので手計算でしたから、
間違いが起きてお客様に平謝りすることもたびたびおきました。
ほかにも説明会の開催や集客、
丹羽博士講演会の設定と運営などなど、
3人では処理できず新しいスタッフを次々に迎え入れました。
優しく指導するゆとりもない当時の私は、
さながら昔話に出てくる、
包丁を持って「ごんぞう」を追いかける
山姥(やまんば)のごとき形相だったことでしょう。
半年でスタッフは10名になり、
机を3つだけ借りていたはずの間借り事務所を徐々に侵略し、
すべてのスペースをお借りすることになったのです。
忙しくても、この仕事をすることで誰かが元気になって、
笑顔を浮かべていると考えるのは、
とても幸せなことでした。
出荷ミスや、計算間違いでお客様にご迷惑をおかけしましたが、
そのお客様とはその後、
家族以上のお付き合いをさせていただくことになり、
世の中で起きることはすべて意味があり必然なのだと学びました。
最近は人間は何のために生まれ、
何のために生きているのだろうと意識していますが、
33年前はただ夢中で日々を過ごしていました。