33年間健康に関する仕事にかかわってきて、
いくつかの気づきと学びがありました。
今、新型コロナウイルス感染症で
多くの方が不安な日々を過ごす現実の中で、
改めて
「病気は私たちに何を教えてくれるのだろう」
と、考える日々です。
「病気はメッセージ」
という言葉を初めて耳にしたとき、
正直言って意味が分かりませんでした。
病気になるということは、
本人はもとより、家族や周りの方たちにとっても
とてもつらいことです。
「何とか良くなってほしい。」
「治りはしなくても少しでも症状が軽くなってほしい」
「もしくは命だけは助かってほしい」
と考えます。
そこで考えられる限りの知識や人間関係を駆使して、
直す方法や名医や良薬を探します。
私自身も、丹羽博士に出会い、
SOD様食品を知っていましたから、
両親が相次いでガンになった時も
「何とかSODを食べてもらおう」
「自分の親だから死んでほしくない」
と、躍起になりました。
後で冷静に考えると、
身内であるが故の「欲」以外の何物でもありません。
私の母は、ガンが見つかって
2か月余りの後に亡くなりました。
まだ60代の若さでしたが、
数年前の事故で聴力を失っていましたので、
そのストレスもあり
がんの進行を速めていたのかもしれません。
食べてもらおうと思って送っていたSOD様食品は、
わずかしか食べてもらえずに残っていました。
覚悟を決めてボディとの別れをした母とは、
その後逆に多くのコミュニケーションが
できているように思います。
「こんな時母ならどういう行動をしただろうか」
「どう考えただろうか」
と問いかけると、不思議にヒントが降ってきました。
更に、亡くなった翌年、
今度は私自身がガン検診に引っかかる
という出来事がありました。
驚きはしましたが、
冷静に受け取ることができました。
「この病気は私に何を気づかせるためのメッセージなのか」
と、初めて思うことができたのです。
SODは、これまで不味くていやだと思っていたのが、
ありがたいと思って食べることができました。
結果、細胞異形成(前がん状態)が3ヶ月で消えました。
この体験は、私にとって財産です。
病気という形で、
本人や家族の方に
気づきのためのメッセージを与えてくれることが、
よくあるようです。
メッセージをしっかり受け取ることで
病気である必要がなくなれば、
症状はなくなります。
残念ながら死という結果になったとしても、
そこから家族や周りの方が
学ばせていただくことも多くあります。
何が何でも命が助かればと思う必要もないようです。
この世での役割を終了したら、
誰でもが一旦ボディを置いていくのですから。
文章が下手で、うまく表現ができませんが、
その時感じた最善を尽くし、後は自然の仕組みに委ねる。
こう考えると、病気だけでなくすべてのことに
肩の力を抜いて取り組んでいけると感じます。