平和な生活のありがたさ

毎日バタバタと忙しく過ごしていると、
あっという間に季節が移り替わります。

桜はほとんど散ってしまいましたが、
今年の春は、かつてなく桜を見る機会に恵まれました。

3月末に、景品でいただいたペア宿泊券を使って、
久しぶりに夫婦二人で都内のホテルに宿泊する
贅沢な時間を味わったのです。

日曜日の午後、
コロナ禍真っただ中とは思えないほどの人ごみの中、
上野公園でお花見をし、浅草に移動してホテルにチェックイン。
その後は隅田堤の桜を見ながらの散策。

何という程の事もない時間の過ごし方ですが、
夫婦で自然の中に身を置き美しい花を
「きれいだね」
と眺める幸せを味わうことができました。

毎年この季節には、
日本にはなんと多くの桜が植えられているのだろうと、
感動さえ覚えます。
会社の近くでは、鳩山記念館、江戸川公園、播磨坂と
数多くの桜の名所にも恵まれています。

さて、世界に目を向けようと思うまでもなく、
毎日のニュースでは繰り返しウクライナの惨状が報道されています。

国のリーダーが間違った判断をすると、
自国民だけでなく世界の人々を不幸にします。
国を治めるとはどういうことなのか、
トップの役割が何なのか、
どのような社会を創っていきたいのか、
侵攻の当事者であるかの国の大統領のビジョンが
全く見えてきません。
隣国を自身の領地と考え、思い通りに統治したいということなのでしょうか?

国とはそもそも誰のもので、
その国のトップは誰のためにトップのポジションに就いているのでしょうね。
世界中が否応なくこのことから学ばされているのだと思います。

エネルギーも食料も、自給率の低い私たちの国では
あっという間に物価の高騰により、困窮します。

本当の豊かさとは、物がたくさんあることではなく、
権力を思い切り揮えることでもない、
自我が満たされることでもないと感じ、
まずは自分自身の生活を少しだけ見直したいと、
今更ですが思いました。

冒頭に書いた夫婦や家族で過ごす当たり前の時間のありがたさが、
身に沁みます。

そこに素直に感謝ができると、
おのずと謙虚な気持ちになります。

日本は瑞穂の国、お米の国です。
食料自給率が上がり、
日本人の体に合う伝統的な日本食の文化が継承されるように、
私たち自身でできることを少しずつ見直していくことはできそうですね。

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