ココロとカラダを癒す自然の力

11月半ばの週末、山梨県の南アルプス市に行ってきました。

実践健康経営指導士であるSさんとご主人が建てた、
エクセルギーハウスと近くで耕作している自然農法の畑を
見学させていただくためです。

エクセルギーハウスという言葉すら
聞いたことがなかった私ですが、
太陽の熱、雨水、風の力など
「自然の恵みを生かす知恵に支えられた家づくり」
にとても心そそられました。

最近世界中で口にされているSDGsの考え方です。
地球温暖化の元凶とされている
化石エネルギーに頼らない生活のそのものが
そこにありました。

COP26では、パリ協定の目標である気温上昇を
1.5℃までに抑えるために、
各国のCO2の排出量をどれだけ減らせるかについて、
まさしくコップの中身の討議がなされています。

驚いたのは、今まで無関心かと思われていた日本の若者たちが、
スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリさんに影響を受けて、
COP26開催に合わせて発言を始めたことです。

地球の終焉を感じて、
本能的に恐怖感をもった若者たちを中心に、
今地球に生かされるものとして何ができるのか、
考え方や行動が変わっていくのかもしれません。

エクセルギーハウスに話を戻します。

雨水を太陽光で温め床下の貯水タンクに貯め、
この水で床や壁面を温める、
夏には冷やすことで
冷暖房にかかるエネルギーを最小限にするのが
基本的な考え方です。

電気も自宅で使用する量は
ほとんど太陽光発電で賄えるので、
本当に地球への負荷が減ります。

Sさんのお宅では、
壁は珪藻土、
床はスギ材で
家が呼吸しているような感じでした。

思わず靴下を脱いで木の感覚を足で感じ、
室内の空気を肺一杯取り込んでみました。

室内から富士山を眺め、
その他の山々の稜線を毎日見ることができる、
五感が喜ぶ家でした。

お宅拝見の後は、
Sさんご夫妻自慢の
500坪もある自然農園を案内していただきました。

殺虫剤、除草剤、化学肥料などの農薬を
一切使わないのはもちろんのこと、
草刈りも最低限にし、
虫や雑草や畑を荒らすはずのモグラすら
お友達だそうです。

畝をつくり、種をまき、
水をあげ、虫は手で取りという
大変なところは全部やっていただいて、
美味しいところ、収穫だけ体験させていただきました。
ミニトマトなど農薬がかかっていないので、
畑でもいで食べることもできるのです。

ニラ、ルッコラ、ミニトマト、
ピーマン、パプリカ、万願寺とうがらし、
まだ残っていたナス、ほうれん草、タカノツメなどを
摘み取らせていただき、
最後には大きく育ち過ぎたさつまいも堀り。
土って人を癒す力があって、
体も心も健康になれそうと実感できる
素敵な1日でした。

写真は、収穫した無農薬野菜たち、
畑から見た富士山、Sさん宅の一部です。

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